金融サービス業界は、数十年来の重要な法規制改革にさらされています。商業銀行、投資銀行、資産運用会社、ブローカーディーラー、投資顧問会社、フィナンシャルスポンサー、フィンテック企業、決済事業者、取引所、代替取引システム、清算機関、保険会社、決済システムおよび取引情報蓄積機関は、その自己勘定およびその他取引に関わるビジネスニーズのあらゆる側面で、シャーマン アンド スターリングの示唆に富んだ戦略的アドバイスを必要としています。

当事務所のリーガルスタッフが、クライアントと連携しながらリーガルサービスを提供している関連サブセクターは次の通りです。

  • 調査、紛争解決およびレギュレーション
  • M&Aおよび資本調達
  • 投資銀行業務に関するアドバイス提供
  • 取引および市場 
  • 資産管理およびプライベートバンキング
  • フィンテック
  • 保険および再保険

金融サービス業界は、提供する商品や対象とする市場の再検討を余儀なくされています。イノベーションは差別化要因とみなされ、ブロックチェーン等のテクノロジーは、今後数年で業界を一変させる可能性があります。ソーシャルレンディングやクラウドソーシングといった資金調達手段の急成長を背景に、銀行や金融スポンサーの果たす金融仲介機能が根本的に変わる可能性があります。当事務所は、このように急速に変化するビジネス環境の中でクライアントが機会を創出し捉えるサポートができるよう、常に最前線で市場に参画しています。

当事務所のリーガルスタッフは、次の分野において、継続的に評価、精査および実践的なアドバイスの提供を行っています。

  • 米国の規制改革および英国のEU離脱の影響
  • バーゼルIIIEU自己資本規制(CRDIV、ソルベンシーII、およびドッド・フランク法等の米国資本規則等の規制上の資本要件
  • マネーロンダリング防止法および海外腐敗行為防止法関連
  • 規制当局との紛争ならびに規制当局による調査および執行手続
  • 健全性に関する問題(自己資本規制、連結グループの一体的監督、取締役会・上級役員の役割・行為および報酬を含む)
  • 銀行の合併、企業再建および自己資金投資
  • グローバルデータ、プライバシーおよびサイバーセキュリティの効果的な保護
  • デットおよびエクイティを含むキャピタルマーケッツのあらゆる環境における資金調達(IPOならびにハイイールド債および投資適格債の募集等)
  • デットファイナンスおよびストラクチャードファイナンス、ならびにレバレッジドローン
  • あらゆる主要な資産クラス(信用、株式、債券、為替および商品連動金融商品を含む)のデリバティブおよび仕組商品取引において生じるストラクチャー、法令およびドキュメンテーション上の留意事項

クライアントが今日の市場の不確実性に対処する中、世界的に認められ、求められている当事務所のソートリーダー(考え方の先導者)たるリーガルスタッフは、業界に影響を与える主要な法的問題やトレンドについて洞察および分析を行い、クライアントが戦略的選択をより適切に行えるよう支援します。複数の管轄にまたがる最も困難な問題について指南および助言を行うノウハウをもとに、当事務所は、リスク管理を行いながらクライアントを一歩先へと導きます。

金融サービス業のクライアントが目標を達成するために何が必要かを理解している当事務所は、クライアントの社内法務チームの延長線上の存在として、実用的かつ商業的で、かつ柔軟性を備えた包括的な法的アドバイスを提供することの重要性を認識しながら行動することが多々あります。当事務所はクライアントのビジネスを熟知しています。

フィンテック 

金融業界では、かつてない技術革新が進んでいます。フィンテックは成長を続ける巨大な分野であり、成長曲線は今後も伸び続けるものとみられています。テクノロジーの進化に伴い、金融サービスの提供も歩調を合わせて進化する必要があります。今こそ、規制問題や法的問題に対する従来のアプローチを再考すべきです。シャーマン アンド スターリングは、世界中の主要な金融センターやフィンテックハブにおいて、経験豊富なリーガルスタッフとグローバルな存在感を組み合わせることで質の高いサービスを提供しています。

フィンテックは、破壊と革新の機会をもたらします。金融商品の複雑さ、絶えず変化する規制要件、収益性の向上とプロセスの合理化の必要性が原動力となって、金融サービス業界では金融関連のテクノロジーソリューションの導入が拡大しています。しかし、このような機会は、既存の金融セクターの企業にとっても、この業界への新規参入者にとっても、課題がないわけではありません。このように進化し続ける法規制環境に対処するための適切なサポートを受けることは、これまでになく重要になっています。当事務所は、フィンテックや金融サービスに広く関連する戦略的取引、規制遵守および紛争解決案件につきクライアントにアドバイスを提供しています。

当事務所のアドバイス事例:

  • アクセラレーターおよびイノベーションラボ
  • 人工知能(AI
  • ブロックチェーンテクノロジーおよび分散型元帳モデル
  • コンソーシアム、合弁事業、M&A取引
  • クラウドファンディングおよびソーシャルレンディング
  • コネクティビティ
  • データサービスおよびデータプライバシー
  • デジタルバンキング
  • 金融規制の影響
  • レグテック(RegTech)、ロボアドバイザーアプリケーション
  • 仮想通貨

金融テクノロジーの台頭に伴い、金融サービスの状況は変化しています。当事務所の経験豊富なリーガルスタッフは業界の発展の最前線に立ち、あらゆる段階でクライアントをサポートします。

保険・再保険 

金融サービス業界全体が変化しているのと同様に、保険・再保険会社も、市場やビジネス手法に影響を及ぼし得るマクロ経済、社会および規制の変化にさらされています。

規制監督の強化、サイバー攻撃の脅威の増大、新しいテクノロジーによる混乱、M&A取引の増加、新製品開発および税制改革といった課題については、戦略的かつ思慮深い助言を必要とすることが新常態となっています。

ニューヨーク、ロンドン、フランクフルトおよび香港という世界の主要な金融センターにおけるグローバルな対応力を強みとして、当事務所の市場をリードするリーガルスタッフは、オンショア、オフショアを問わず、世界最大規模の保険会社や再保険会社、仲介業者、それらの財務アドバイザーの多くに戦略的かつ思慮深い助言を提供しています。

当事務所は、業界の動向や法改正から生じる機会を追求するクライアントをサポートし、次のような様々な法的問題についてアドバイスするにあたり、機動的かつ迅速に対応します。

  • 保険業界のM&A、リストラクチャリングおよび新規事業の立上げ
  • 保険および再保険契約
  • 保険の仲介契約、販売契約、業務アウトソーシング契約、その他の商業契約
  • 保険会社および再保険会社に対する一般企業法務のアドバイス
  • 資金調達および保険会社の証券公募
  • 保険のデリバティブ、リスク証券化、トランスフォーマー、およびキャプティブ
  • 株式会社化および持株相互会社のストラクチャー
  • 規制当局による調査および訴訟
  • サイバーセキュリティ、リスク管理
  • 税務