ニュース May 11, 2020

医療物資および感染防護具 (PPE) のグローバル募金・寄贈キャンペーン

シャーマン アンド スターリングは、新型コロナウイルスの感染による被害が大きかった地域における医療物資の不足に鑑み、感染防護具(PPE)を寄贈するためのグローバルな募金・寄贈活動を開始しました。

募金活動は共同アジア統括のLorna Chenの呼びかけで当事務所のアジアオフィスから始まりました。Chenは、「グローバル社会において、我々はCOVID-19のパンデミックに対しお互いを助け合うために一体となっています。グローバルな法律事務所として、我々にもできることがあるのです。我々は、世界各国のメンバーとの連帯を示し、また、我々が生活し働く地域社会に貢献すべく、この活動を開始しました。」とコメントしています。その後間もなく、アジアに続いてローマおよびミラノの各事務所も募金活動を開始しました。人工呼吸器やPPEが一般の流通チャンネルでは非常に入手しにくくなっているため、多くの医療機関や地方自治体は、地域の医療従事者のニーズに十分に応えきれていません。そこで当事務所の中国オフィスのメンバーが直接マスクを調達し、輸出と配布の手配をしました。2020年4月16日には、ベルガモのPapa Giovanni XXIII HospitalおよびローマのCovid Center of Campus Bio-Medico University Hospitalに一回目の寄付を行いました。ローマおよびミラノ事務所のDomenico Fanuele代表は、「これは我々にとって重要な支援活動です。当事務所の世界中の拠点からの支援の高まりは、ここで働く人々の精神と決意の証です。我々の価値観が、拠点を置く地域社会での我々の役割の指針となるのです。我々は今後も可能な限り支援を続けます。」とコメントしています。

東京、香港、ソウル、上海、シンガポールおよび北京で集められた募金は、中国のメーカーからマスクを直接購入するために使われました。その一部をニューヨーク事務所に送り、ニューヨーク市の医療従事者向けとしてMayor’s Fund to Advance New York Cityに寄贈しました。また、一部は東京事務所に送り、日本医科大学多摩永山病院、慶應義塾大学病院等に寄贈しました。共同アジア統括兼東京事務所代表の池田祐久は、「当事務所はグローバルに地域社会の問題に取り組み、緊急のニーズに応えたいと切に願っています。当事務所の取り組みは今後も、日本および世界で続きます。我々は、医療従事者と地域社会を支援すべく協力していきます。」とコメントしています。

米州共同統括のAzam Azizは、「世界中の当事務所メンバーは、この極めて困難な時期にあって、プロフェッショナルにふさわしい態度、勇気、思いやり、そしてレジリエンスを示して当事務所の志に応えてくれています。家族や同僚、地域社会の心身の健康を重視する人々と共に働いている私たちは幸運です。」と述べています。

ブラジルでは、Hospital São Paulo Hospital およびリオデジャネイロのUniversitário Clementino Fraga Filho (Hospital do Fundão) に寄付しました。サンパウロ事務所のパートナーRoberta Chermanは、「我々はグローバルな法律事務所として、我々が生活し働いている地域社会へのコミットメントを最も重要な指針としています。ブラジルを含め、何十年もの間当事務所を受け入れてくれた各国におけるCOVID-19のパンデミックによる課題に貢献できることをシャーマン アンド スターリングのメンバーの一人一人が光栄に思っています。」とコメントしています。

また、米州共同統括のLisa Brillは、「私たちは、医療従事者の方々や、人々の安全と健康を維持できるよう自らの命をリスクにさらしながらも尽力してくださっている世界中の皆様に深く感謝しています」とコメントしています。「このグローバルキャンペーンは、当事務所の結束と感謝を表すものです。私たちは共に動き、医療従事者の安全を守るためのお手伝いをできたことを誇りに感じています。」