シャーマン アンド スターリングのホワイトカラー犯罪の弁護・調査部門は、元検察官や規制当局担当官を含む100名以上のパートナーおよびアソシエイトで構成されており、それぞれがこれまで担当してきた陪審裁判の数は延べ100件以上にのぼります。米国の司法省や証券取引委員会で勤務した経験を有する多数のリーガルスタッフを擁する当事務所は、当局その他関係機関の業務の進め方や調査手法について、実際の経験から熟知しており、クライアントが最善の結果を得られるよう支援することが可能です。連邦および州の主要な規制執行機関や米国各地の裁判所における豊富な経験を誇る当事務所は、金融機関、企業およびその経営陣から、複雑かつ秘密性の高い調査への対処に関して起用いただいています。

当事務所は、米国の司法省、証券取引委員会、商品先物取引委員会(CFTC)、連邦準備理事会(FRB)、通貨監督庁(OCC)、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)、財務省外国資産管理局(OFAC)および金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)における案件等、重大な法執行措置および規制措置のあらゆる段階において、クライアントを代理しています。また、欧州(およびアジア)の法執行機関や規制当局(英国の重大不正捜査局(SFO)、歳入税関庁(HMRC)、金融行為監督機構(FCA)および国家犯罪対策庁(FCA)等)への対応についても、幅広い経験を有しています。

当事務所では、インサイダー取引、証券詐欺、独占禁止法違反、海外腐敗行為防止法違反、制裁、不正会計、その他規制当局の執行措置につながりうる様々な専門的案件等の分野を取り扱っています。当事務所は、このような専門知識と調査・戦術的な経験値を組み合わせることにより、金融機関が直面する最もデリケートで複雑な状況の対応に当たっています。

また、必要に応じて訴訟を含む大規模調査の対応も行い、大きな成果を上げています。当事務所は、金融、テクノロジー、ヘルスケアおよび工業等、様々な業界の調査案件において、当局を説得し、起訴を断念させてきました。起訴された場合でも、当事務所は、財務および評判への影響を最小限に抑えるような有利な解決策を導いてきました。また、納得のいく解決ができない場合には、裁判で争う用意もあります。当事務所は近年、非常に注目度の高い重要な案件のいくつかでクライアントを勝利に導きました。例えば、インサイダー取引に関する重要な訴訟である「米国 Newman」事件では、当事務所のクライアントをすべての容疑について無罪とする判決が出されました。また、企業幹部が価格協定で起訴されたいくつかの訴訟では、成功率が低いながらも無罪を勝ち取ることができました。当チームのリーガルサービスの質の高さは、政府規制当局からも認められています。複数の規制当局が当チームのパートナーを独立したモニタリング担当者として任命し、数十カ国で詳細なコンプライアンスレビューを実施させる等、当事務所は規制当局から信用を得て、信頼関係を築いています。