シャーマン アンド スターリングは、数十年にわたる経験、複数の法域に対応する能力、ならびに高く評価されているタフさと高潔さをもって、今日の刑法および規制執行を取り巻く厳しい環境の中でクライアントを導くことができる強力な体制を整えています。
今日のグローバルな規制や執行環境におけるクライアントのニーズに対応するため、当事務所のホワイトカラー弁護・調査部門は、世界各地の様々な業務分野のリーガルスタッフと連携しています。米国、欧州およびアジアの紛争担当リーガルスタッフの中には、政府機関での検察官や担当官としての経歴を有する者が多数在籍し、これらのリーガルスタッフの経験を合わせると、これまでに100件以上の陪審裁判に携わり、すべての主要な政府捜査機関への対応においてクライアントを代理してきました。当事務所の独占禁止法を専門とするリーガルスタッフは、米国および欧州全域の競争法当局への対応においてクライアントを代理しています。また、当事務所の金融機関助言部門は、世界の主な金融センター全てにおいて、様々な金融機関やインフラ提供事業者に対し、規制やコンプライアンス案件についてのリーガルサービスを提供しています。
これらのリーガルスタッフはいずれも、世界中の刑事手続や執行手続に迅速かつ効果的に対応する上で最適な、比類ない豊富な経験を有しています。当事務所は、日頃から次のような手続を取り扱っています。
証券:米国の司法省や証券取引委員会のほか、欧州またはアジアの金融監督当局による調査および執行手続。当事務所は、インサイダー取引、虚偽記載、市場操作、市場不正行為および不正会計等の事案を取り扱っています。また、上記の事案に関連した証券クラスアクション対応にも携わっているため、証券関連事案のあらゆる側面について対処することができます。
汚職・腐敗行為および資金洗浄:当事務所は、米国の海外腐敗行為防止法や米国以外の法域の腐敗行為防止法に基づく多くの大規模調査において、当事者を代理しています。世界各国の政府が、調和のとれた腐敗行為防止法等を制定し、相互支援協定を締結するなど、協力関係を強化している中で、複数の法域にまたがる法手続きにおいて豊富な経験を有する弁護士の必要性が高まっています。
競争法:米国、欧州およびアジアでは近年、カルテルやその他反競争的行為の疑いに対する刑事捜査や執行手続が増加し、科される罰金の額も記録的に高額化しています。当事務所はそのような事案において、米国司法省、欧州連合、その他の当局への対応を日頃から行っています。また、上記の事案に関連した独占禁止法の民事訴訟での代理も行っているため、独占禁止法事案のあらゆる側面について対処することができます。
金融機関:金融機関は、情報の秘密保持、規制当局検査および取引手続等、業務上の様々な側面で広範な規制の対象となります。当事務所は、数多くの法域でこのような規制の違反の疑いで刑事手続や執行手続の当事者となった金融業界の各種企業を代理しており、具体的には銀行、ブローカー・ディーラー、商品・先物およびデリバティブ取引参加者、資産運用ファンド、マネージャーおよび管理者、取引所およびその他の金融インフラ提供業者、ならびに保険会社および再保険会社等をクライアントとしています。
役員個人の代理:当局による執行手続の対象となる役員個人の代理には、特別なスキルと経験が必要となります。そのような事案において、当事務所は、クライアントがすべての手続上の論点を理解し、可能な限り最善の結果を得ることができるよう常に注意を払いながら、事案のあらゆる局面でクライアントを導いていきます。